うつ病とコロナ後遺症の関係
おはようございます、カイルです。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
心身ともに健康で望む行動ができていますか?
現在は10月の下旬ですが、1か月前から私はだいぶ元気になって少しずつ自分が本当にやりたいことができるようになっています。私は中学二年生に初めて精神薬を飲んでからずっと精神が不調で一日を元気で過ごす日を願って生きてきました。今日はそんな私がどうして体調が良くなったのかについてお伝えしようと思います。少しでも困っている人の助けになれば嬉しいです。
1.コロナ後遺症とうつ病
2.Bスポット療法について
3.治療の流れ
4.治療の効果と感想
5.まとめ
1.コロナ後遺症とうつ病
私は特に最近毎日体調が優れなくていつになったら健康な状態になるのかわからない終わりのないトンネルの中にいるのに疲れていました。前よりも活動できる日や時間が少なくなっていることも生きることが嫌だなと思う要因でした。
ある日、数少ない友人と会って健康について話す機会があり、相手は自分の体調のことを知っているのでいつまで不調のままでいるの? もっといろんな楽しいことやろうよと言われたことがきっかけで体調について冷静に分析することにしました。人によっては励まされるのは負担になるのでご自身でご自愛いただきたいのですが、その日は調子が悪くない日だったので落ち込むことはありませんでした。
分析の結果、現状の健康状態の悪化は6月からだと気づきました。6月は二回目のコロナに感染した時でワクチンは二回打っていましたが、先に感染した母に病院から処方されたコロナ薬を分けてもらって飲んだだけで二回とも病院には行かずに治しました。
しかし治ったと言っても二回目は回復した直後からめまいがひどく、立っていられないほどでした。ネットでめまいを治す方法を必死で調べて眼球運動と平衡感覚を鍛える体操をしてだいぶ改善しました。しかしそれ以降も午前中は動けず、夕方も気分が落ち込んでソファに座っている状態がより多くなったのでした。
コロナ感染症は治ったと思っていた私は身体の不調を完全にうつ病によるものだと思い込んでいました。しかしその友人と話した後に、もしかしたらこの不調はうつ病ではなくコロナの後遺症ではないかと思い、検索して調べてみるとコロナの治療法についてBスポット療法というものがあることを知ったのでした。
治る可能性があることなら全て試していこうと思った私は早速治療を受けることにしました。厚生労働省のサイトからコロナ後遺症の治療に対応した病院の一覧があるので居住している地域を選択して調べてみて下さい。
【各都道府県のコロナウィルス感染症の後遺症の診療に対応している医療機関一覧】
2.Bスポット療法について
Bスポット療法は上咽頭擦過療法(EAT)とも呼ばれる治療法です。鼻とのどの間にある上咽頭という場所を直接棒でこすって行われます。Bはちなみに鼻咽腔(びいんくう)のBだそうです。
Bスポット療法がどのような機構で炎症に有効なのかは、はっきりと解明できていないようなのですが、コロナ後遺症のみに特化したものではなく、昔から上咽頭炎やウイルス感染後の体調不良、ワクチンの副反応による倦怠感・めまい等に効果を発揮してきた治療法のようです。Bスポット療法は直接上咽頭炎に関わりのない症状に対しても時に有効であるとされています。
※現在でもコロナ後遺症に対する確立された治療法はなく、Bスポット療法はあくまで補助的な位置づけになっています。必ず症状が改善するわけではありませんので、ご注意ください。
ウイルス感染等によって上咽頭に生じた炎症に対して、塩化亜鉛を直接塗る治療です。炎症によってリンパの異常や神経伝達物質の異常が生じて様々な症状が出るとすると、それを化学成分による意図的な炎症で状態異常の構造を変化させるのではと医者と話していました。
上咽頭を擦過することによりそこに集まっているリンパが刺激を受けてリンパの流れが良くなったり、自律神経機能が改善したりすると考えられているようです。
私が治療を受けた耳鼻科でのBスポット療法は回数に決まりはなく症状が回復し行く必要がないと思えばそれで終了でした。自分は二回受けたのちだいぶ症状が改善したため今のところ次治療する予定はありません。私の場合は一回目の処置から20日でめまいがまたひどくなりだして二回目の処置を受けました。病院によっては週に1~2回、全体で10~15回程度行う場合もあるようです。
3.治療の流れ
治療を受けたいと伝えるとまずは上咽頭の状態を内視鏡で確認して、炎症があれば治療の必要ありと判断されます。撮った画像を見せてもらいましたが、説明を受けて初めて炎症を起こしていると分かるくらい専門家でないと違いがわかりませんでした。
先に麻酔薬を両方の鼻の穴から噴射してそれから片方ずつ細い棒を3秒から5秒擦り付けます。次に口からやや大きめの返しのついた棒を入れて喉奥上を擦ります。こちらは2秒程度ですが、音にしてガリっというような痛みを伴うひっかきがあります。
治療を受けようと考えている方はえずく可能性が高いと思っていて下さい。私はその時はそこまで痛くなかったのですが終わった後の喉のヒリヒリがしばらく続いてそっちのほうが気になりました。
治療をして口から入れた棒に血がついていたら炎症があったと言えるということでした。治療が必要かは出血が目安のようで一回目も二回目も薬剤を染み込ませた先端の綿に血が付いていました。上咽頭炎が改善してくると出血量も減るようで、二回目は出血が少なかったと医者は言っていました。
料金は検査と治療で初回保険適用4040円、二回目は560円でした。処置だけならかなり安いので継続治療も難しくないと思いました。※費用は医療機関によって異なる場合があります。
4.治療の効果と感想
上咽頭の炎症が強いと痛みが翌日まで続く場合もあるようですが、私は三時間ほどでひきました。受付の方に聞いたところ、治療後すぐに飲み物を飲んだり食べたりしていいとのことでした。
治療後に感じた一番の違いは、視界がはっきりして頭がクリアになったことです。行きの車の運転では視野が狭く比喩ではありますが、視界の認識がぼやけているようでした。常に吐き気や気分の悪さがあるので気分の沈み、イライラもありました。
しかし治療の帰りは空の色や植物の緑が鮮やかで視力が上がったとさえ思うほどでした。その後の家での植物の植え替えでもパソコンの入力でもやりたい作業に集中できるようになりました。治療後は頭がズキズキ痛くなったりめまいがしたりすることがなくなったため一区切り作業を終えると人生をまた歩けるという安堵感でいっぱいになりました。
5.まとめ
うつ病を抱えて二回コロナにかかった私はいつになってもやりたいことができず気づいたら一日が終わっていてコロナが治ったのに情けないと思わないのかとずっと自分を責めて生活してきました。原因不明の不調で悩み、解決の手立てが思い浮かばない人に精神病と身体の不調の関係にコロナ後遺症も関連があるかもしれないと思い至るきっかけになるといいなと思います。
うつ病をはじめとした精神疾患でもその他の身体的な病気でも、毎日その病気と肉体を切り離すことができない日々なので、色々な出来事、主に良くない出来事をその病気や自分の不甲斐なさのせいにしてしまうことは往々にしてあります。
しかし、コロナ感染を経験して思うのは、人生は言ってもそんなにシンプルではなく、怪我をしたり、家族が亡くなったり、複数の病気にかかったりしてその時々で余裕がなく何が苦境の原因なのか探る気力もない時もあるということでした。現在このカイルの記事を読んでくださっている方は、大変な時期を抜けた方も今まさに苦しい思いを抱えている方もいらっしゃることと思います。
原因を冷静に探るにはまず、立ち止まることが大切です。自己否定しても焦りを解消できないと自分にしっかり言い聞かせてそれから考えを巡らせていきましょう。
●現在は11月半ばで二回目の治療から一か月経過しましたが、また最近めまいが強まってきています。基本的な体調は確かに改善してはいるのでそれは救いですが、なかなかままなりません泣。
それでもこれからも見るに堪えるコンテンツ制作、頑張って参ります!