家で育てた水草の特徴をいくつか紹介します
おはようございます、カイルです。今回は水草の紹介です。アクアリウムでは水草もかなりの種類が存在し、クリプトコリネやアヌビアスの中でも大きさや成長速度にかなりのバラつきがあって育てたことがないと自分の水槽のサイズや環境に合うのか分からないことがしばしばあります。
ネットで水草の名前を検索して特徴を調べてみても、具体的な情報にたどり着けないことも多いです。
今回はほんの一部ですが、リアルな水草の特徴を生育環境もセットで紹介したいと思います。まだ植えたことがない水草について知りたい方、ぜひ最後まで記事をご覧ください!
【目次】
1.生育環境について
2.クリプトコリネ ウンデュラータレッド(アクセルロディ)
3.クリプトコリネ ウェンティトロピカ
4.レッドタイガーロータス
5.アポノゲトン ボイビニアヌス
6.まとめ
1.生育環境について
まず水槽の生育環境ですが、外部フィルターとライトはアクロトライアングルグロウ600の環境で育てています。CO2はなし、ソイルはエビ用の栄養系ソイル(アマゾニア、エナジーソイル)を使っています。
水草育成において評価の高いアクロトライアングルシリーズですが、我が家ではCO2の添加をしない代わりにずっとこのライトを使用しています。
アクアリストさんがレイアウト水槽の大会で表現するような完璧に近い仕上がりの水草には届きませんが、弱い光量のライトで育てるよりは断然仕上がりが良いのでオススメです(あくまで管理人の主観です!)。光量がかなりある環境なのでうまく育っているのだと思います。ライトの光が弱いと水草は一般的に細く色も薄くなりますので、その点はご注意くださいね。
2.クリプトコリネ ウンデュラータレッド(アクセルロディ)

手前の赤茶色の水草になります。
●高さ18㎝、横幅15㎝くらいです。高さは20㎝まではいかない感じです。
●時間経過とともに子株も含めて横幅20~30㎝程度になることもあります。
環境が良いと赤茶色の尖った細長い葉を展開するため、緑色の多いレイアウトでは派手過ぎずに存在感を発揮します。
画像のように少しずつ子株が増えて同じように横にも葉っぱを広げていきます。
画像では前景に植えてしまったので奥が見えにくく鑑賞できなくなっていたので引き抜いて移植しました。
このように中型のクリプトコリネは結構スペースをとるので、レイアウト立ち上げ時には充分な空間を空けて植える必要がありそうです。
3.クリプトコリネ ウェンティトロピカ

右下のデコボコした葉っぱの水草です。
●高さ10~12㎝、横幅20㎝くらいです。
●ウンデュラータレッドと同じように子株が出ますが、成長が遅めですぐ場所を取って困るということはないです。
やや暗い茶色と緑色が合わさった色味で、葉の表面のデコボコのシワと相まって落ち着いた渋い魅力のある水草です。高さはあまり出ない代わりに横方向への葉っぱの展開が顕著です。
前景で背丈の低い水草を植えていると下に影をつくって光が当たりにくくなることが多いです。成長は遅めですが、じっくり育てているとどんどん葉数が増えて美しい株になっていきます。ウンデュラータレッドよりは前側に植えたい水草です。
4.レッドタイガーロータス

奥側の左隅にある水草です。
●高さ40㎝以上(水上葉)、横幅40~50㎝です。管理しなければ横幅60㎝水槽の水面を半分以上覆うほどになります。
●環境になじんでくると成長速度が上がりランナーで子株をどんどん出すのでトリミングの手間がかかります。
水中葉は明るい少しオレンジがかったような赤色で葉の表面には薄いゴマ模様の斑点が出ます。赤い色味が水中でよく映えて見応えがあります。
画像のように水面の葉は緑色で何も管理をしないと下側に光が届かないほど暗くなってしまいます。他の水草の育成阻害、フレークエサが葉にひっかかる、葉のトリミングやランナー株の除去など仕事が多すぎる、といったことがあり処分と相成りました。
CO2を添加するとより一層赤味が増してきれいになるようですが、成長速度も加速するので、より一層のこまめな管理が要求されそうです。
5.アポノゲトン ボイビニアヌス

左側から中央にかけて広がる明るい黄緑色の水草です。
●高さ36㎝以上(60㎝水槽でなければ高さ50㎝は伸びると思います。)横幅50㎝。
●高さ40㎝の60㎝水槽でも水面を葉が折り重なって覆ってしまうくらいです。90、120㎝水槽でないとかなり窮屈な印象です。
明るい透き通るような葉を20枚以上展開します。葉柄も含めると葉の長さは優に30センチは超えてきます。アポノゲトンマダガスカリエンシス(レースプラント)よりは葉の面積があるので育てやすいのではないかと思って購入しました。
表面は強いデコボコで波打っていてアクロトライアングルグロウのような強光下で見ると透けるような緑色がいっぱいに広がってずっと眺めていられる水草です。水温はいつも大抵26℃で冬も夏も経験していますが、今のところ休眠のようなことは起きていません。
体験したことがないので休眠が起こるのかさえ定かでないです。
60㎝水槽の高さ40㎝バージョンで育てていますが、葉が折り重なって水面を覆い、水上に出てしまった部分は乾燥して白色になっていて申し訳ないです。

40㎝の高さでは余裕で水面まで到達するので、できれば90か120水槽で最高に伸び伸び育てたい種類です。かなり大型になるので場所はしっかり考えて植える必要があります。
レースプラントの次の候補という感じで導入しましたが、美しい大好きな水草の一つになりました。しばらく育てていると60㎝くらいの細い棒状の茎が伸びてきてつぶつぶの白いねこじゃらしのような花まで咲きます。もしかして交配とかもできるのでしょうか。
アポノゲトンウルバケウスと合わさったら面白いと個人的には思いますが、交雑できるほど近縁ではないかもしれません。(;´Д`)
6.まとめ
今回はたったの4種類の紹介でしたが、けっこう育てた手触り感をお伝えできたのではないかと思います。スポンジフィルターもコケが生えていたり、流木にヒゲゴケが生えていたりと良い感じの生活感が見えたのではないでしょうか。
無理なく水族館みたいな水景をリビングで鑑賞できたら気分も安らぐだろうなと思いますが、最近もキューバパールグラスに濃い緑の平べったいコケがついて死ぬ寸前になっていて筆者は怒り気味です笑。
楽して美しい水槽がつくれる世界になったらなんて素晴らしいんでしょう、という結びで今回は終わりにしたいと思います。皆さま、またいつかお会いしましょう。